ガウディ建築「グエル公園」 バルセロナ編②

グエル公園は1900年〜1914年にかけて作られました。バルセロナの街を見下ろす60戸の住宅地区として建設されましたが資金難のため開発が中断となり、その後は公園となっています。


無料エリアと有料エリアで分かれているのですが、この日は他の入場券の予約時間の間だったので無料エリアのみ見て回りました。


正門付近の管理小屋。

「ヘンゼルとグレーテル」に出てくるお菓子の家をイメージしているそうです。

メルヘン&ファンシーです。


正門はギリシャ神殿のような佇まい。地下には雨水をためるための貯水槽もあるそうです。元はブルジョワ階級向けの近代都市として計画されていたので、市場、教会、広場の予定跡地もあります。


ゴルゴダの丘。ゴルゴダとはキリストがはりつけにされたエルサレムの丘の意味。

ここからはバルセロナの街を一望できます。


何本もの柱からなる高架橋は車が通る事を想定して作られたそう。

遺跡跡のような不思議な空間です。


グエル公園の中にガウディが晩年に住んでいた家があります。

現在はガウディデザインの家具や遺品を展示した「ガウディの家博物館」として解放しています。ここからサクラダ・ファミリアまで通勤していたと思うと、高齢なのに結構な移動距離なので大変だったのでは……


晩年に作られた場所なのでタイルをつかったデザインも洗練されています。

敷地は結構広いので室内までしっかり見ようと思ったら半日はかかりそうです。


グエル公園の近くにはガウディタイルをイメージしたカラフルなお土産屋さんが沢山あります。割れ物が多いのであまり買って帰れないですが見ているだけでも楽しめます。


ありとあらゆるそれらしい物を集めた不思議な店。


グエル公園は市内から地下鉄と徒歩で1時間くらいかかる場所にあるので建設の予定が中止されたのも納得できますが、ガウディが設計した夢の住宅街も見てみたかったですね。



0コメント

  • 1000 / 1000