バトリョ邸はガウディ生誕150周年の2002年から一般公開されるようになりました。
1877年に建設されたカサ・バトリョは繊維業者を営むバトリョ家の依頼を受け、1904〜1906年にかけてガウディが増改築を手がけています。
色とりどりのタイルやステンドグラスは海をイメージしています。吹き抜けになったエレベーターホールは海底から光が差し込むようでした。
模様の入ったガラスが水面のよう。手すりは波の形をしています。
触れる部分には人間工学を取り入れ、手すりやドアノブはするりとしていて気持いいです。これはガウディが自分の手を使って型取りしているそう。ショップに気持のいいドアノブが売っていて買ってしまいそうになりました。(いい値段します)
柱には泡のような、ウロコのような模様が。
全体的に光が差し込んできらきらとしています。
テラスのオブジェ。このタイルやガラスの破片は廃棄物を再利用しているのだそう。ガラスの反射を使って室内に光を取り入れています。
屋上の煙突。ここにも廃材を利用したモザイクタイルが使われ、模様になってます。
マーブルでかわいらしいです。
バトリョ邸の外観はドラゴンの背中、骨や仮面などカタルーニャ地方の民話から取り入れた沢山の形が詰まっています。子どもの夢のような家。
バトリョ邸の近くには同じくガウディが設計した街灯も見られます。
アシャンプラのグラシア通りは緑が豊で優雅です。
バトリョ邸近くのルイヴィトン。この通りには花を形どったモデルニスモ建築が多く見られます。100年以上前に作られた建築物や景観を見る中で、バルセロナへの郷土愛を感じました。
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